建築の知識はゼロでいい。
安心してチャレンジしてください。

熊本の建築系の専門学校出身なのですが、学校の1つ上の仲の良い先輩がノアデザインに先に入社していたんです。その先輩から、「住宅以外にも建築業界って色々あって、でかい建物の図面に関わるのも面白いよ」と聞いて。周りは就職先として住宅系の会社を選ぶ人が多かったんですが、確かに住宅以外の選択肢も面白そうだなと興味を持ちました。ノアデザインについて実績等も調べる中で、熊本の大きな商業施設「サクラマチクマモト」の建築にも関わっていると知り、こうしたでかい建物に実際に携われることに魅力に感じて入社を決めました。

今は徳島県の三好市というところで、市役所本庁舎の新築工事を担当しています。ただ図面を描くだけではなく、全体の段取りを組んで滞りなくすべての図面が完成するようにマネジメントするような役割を担っています。少ない人数で回しているので、現場のスタッフだけでは作図が追いつかない。なので、躯体図とか仕上げの平面図はノアデザインの福岡本社のメンバーに作図を依頼することになります。本社スタッフと現場の仲介みたいなこともやりつつ、現場に入って職人さんと設計図面の仲介をする施工図を描いています。

入社2年目で担当した熊本の半導体工場の建設ですね。とにかく大きな工場でしたし、地元の人なら誰もが知っているようなプロジェクトでした。短期間で巨大な工場を建設するということで膨大な人員が投入されていたのですが、それでもやっぱり忙しくて。けれど、忙しく働く中でやったらやった分だけ経験として蓄積され、成長に繋がっているという実感があったんです。僕がその現場にいたのは半年程度という短い期間だったのですが、確かに大きく成長できました。その現場でやってきたことが、今の徳島の現場でも生きていると感じます。

今のところ僕が後輩に何かを教えてあげるということはまだないのですが、入社3年目になり後輩も増えてきて、後々同じ現場になって後輩を指導することも出てくると思います。そうしたときに、今まで先輩方に教わって来たことをしっかりと後輩にも伝えていけるような、次世代の成長に貢献できるような先輩になりたいですね。基本的にはカジュアルで話しやすい存在でいたいのですが、厳しく言うべきときはしっかり指摘する、メリハリのある働き方を心がけていきたいと思います。一人くらい厳しい人がいた方が現場も締まりますしね。

僕は建築系の専門学校を卒業しましたが、実際に勉強していたのはほとんどが住宅関係の知識だったので、大きな建物の施工図なんかは触ったことがなくて。仕事に必要な建物の知識はほぼゼロの状態で入社しました。それでも、今は一人で現場を問題なく回せるまでに成長することができています。入社前に知識や経験がまったくなくても何も問題ありません。意欲があり、建築のことが好きな人なら絶対に活躍できますから。難しそうだなとか気負わずに、思い切ってチャレンジしてほしいと思います。