大切なのは、何の仕事をするかより
何のために仕事をするか。

元々ノアデザインではなく、別の施工図会社にて工業高校卒業後、入社しました。そこでノアデザインの現社長、新開と出会います。3年ほど前会社で働いていたのですが、より大きなプロジェクトにチャレンジしたいという気持ちが募り、ノアデザインへ移りました。当時8人だった頃「自分たちの給料を稼ぐために」「どうにか次の仕事へ繋げるために」毎日必死に過ごしていたのは今では懐かしい思い出です。

主なミッションは売上と人材のマネジメントです。複数物件が同時に動いている中で、それぞれ月にどれだけの稼働と売上が発生するのか進捗を管理し、目標達成に向けて人材をマネジメントしています。業務内容の詳細についてお客様からヒアリングし、その内容に適したメンバーをアサインしつつ、プロジェクトの進捗に応じて現場や本社メンバーに対して作図の指示を出していく。メンバーの志向や成長の度合いに合わせて仕事をアサインするのですが、プロジェクトが終わってメンバーの成長を感じたときはやっぱり嬉しいですね。

前会社で担当した初めての現場でミスをしてしまい、お客様から叱られたことがありました。高校卒業直後の18歳のことです。それから10年程経って熊本の桜町の再開発プロジェクトを担当したのですが、そのプロジェクトの統括所長が、10年前に自分を叱ってくれた人だったんです。当時、九州一の工事規模の大現場で日々悩み、苦しい思いをしながらも「成長したね」と統括所長から褒めて頂いたことは今でも忘れられません。
その後に熊本空港の仕事を担当したのですが、お客様に私を紹介してくれたのがなんとその所長で。人とのつながりの大切さを実感した出来事でした。

建築業界は、この先も安定的な社会的ニーズはあるのに、肉体労働で大変な仕事だという先入観のせいか就活生にはあまり人気がありません。当社の仕事は身体を動かすのではなく図面仕事というより、図面を描く仕事なのでデスクワークに近いです。PCさえあればどこでも仕事はできるので、場所にとらわれない自由な働き方も増えていくと思います。若い人から憧れられるような働き方を実現し、建築業界を盛り上げていきたいですね。

就職活動において、どんな仕事をしたいのかを考える就活生は多いですが、私がそれ以上に大切だと思うのは「何のために仕事をするか」を自分の中で明確にすること。どんな仕事でも、働き始めるとある程度技術や能力は身につきますが、仕事を続けているとモチベーションが下がるタイミングは必ずやって来ます。辞めたくなる時も必ずあります。そのときに「何のために働くのか」が明確になっている人は強い。「好きなものを買うため」でもいい。「趣味にお金を使いたいから」でもいい。働く理由をしっかりと見つけておくことをおススメします。